写経の会
静かに「こころ」と向合うみなさまを歓迎します。是非、ご参加をお待ちしております。
開催日時 | 毎月第二金曜日の9時半 |
会費 | 毎回500円 |
写経とは
写経とは、お釈迦様が説かれた御教えを書写する事です。
紀元前1世紀頃まで、御教えは、口伝でしたが、インドで、はじめて貝多羅葉(ばいたらよう)という木の葉に書写されました。
文字で書かれた経典は、その後、各地に伝わります。2世紀頃からは漢訳も始まり、木版印刷が盛んになる10世紀中頃までの間、中国では多くの経典が漢訳され、写経されました。
『西遊記』のモデルとして有名になった玄奘三蔵法師をはじめ、多くの方々の苦労によって、現在、私達が目にする経典が成立しました。
日本の写経の歴史は、今から約1300年前に遡ります。『日本書紀』にある「書生を集めて一切経を川原寺において写さしむ」という記述から、これが日本最古の写経だといわれます。
妙心寺では、1665(寛文5)年頃から12人の僧侶によって約8年の歳月を費やし、6,500余巻の一切経が書写されました。 それは、現在「経蔵」に納められています。
写経をすると……
- 姿勢がよくなり、心と身体が落ち着いてくる 振る舞いが凛としてくる
- 心が清浄になる
- 顔が清々してくる
- 集中力がついてくる
- 忍耐力がついてくる
- 字が上手になる
- ストレスが軽減する
- 自然の治癒力が向上する
こうした功徳を求めて写経をすることは、邪道だと思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、写経にせよ、坐禅にせよ、元々は心の安らぎと共に、よりよき人生を求めるからこそ行われるものであります。
多忙な現代社会を生きる私たちだからこそ、写経を通じて無心になり、心と身体をリフレッシュされてはいかがでしょうか。